先輩スタッフの声
神戸東灘工場 労務係 R.I(2015年人文知識・国際業務資格入社)
母国を離れ、日本で働く
中国で育ち、大学時代から日本に住んでいます。大学の先輩がポオトデリカトオカツで働いていたのがきっかけで、アルバイトをはじめました。卒業後の1年間は嘱託社員として、長期的に勤務ができるかの適性を見られました。その後、社員に昇格し、現在は外国人スタッフの労務管理をまかせていただいています。
当社での外国人の正社員登用条件は大学卒業と、日本語検定でN1〜2の語学力があることと、正社員として就労できる在留資格の取得です。どうしても日本で働きたかったので、とてもがんばりました。その結果、当社だけでなく、数社から内定をいただくことができました。最終的にポオトデリカトオカツを選んだ決め手は他社と比べても福利厚生の手厚さでした。
しかし実際に働いてみて、「外国人だから」という理由では仕事を区別されることがなく、上司はちゃんと私にも等しく仕事を教えてくれたので、とてもいいなと思いました。才能は持って生まれたものだと思っていますが、能力の差は努力で埋められるので、だれにでも「がんばること」はできるはずです。私もはじめはもちろん不安でしたが、とにかく、まかせてもらったことをひとつずつきちんとこなし、できないときでも努力を重ねました。その姿勢で諦めずにがんばっていると、いつか周囲が助けてくれるんです。同僚にも恵まれ、とても働きやすいですね。
文化の違いが生むギャップ
少々煩わしくてもきっちりルール通りにやるのか、それよりも効率を重視するのか、ここに関しては特に日本人と外国人とではやはり相違が起きます。しかし、この仕事は1人ではできません。ポオトデリカトオカツというひとつのチームだからこそできる仕事なのです。そんなときに私があいだに入って仲を取り持つ役目を担っています。認識のズレを最小限に抑えるためにも、コミュニケーションは必須です。
労務管理とは?
その日の生産量に対して、出勤人数が多すぎたり少なかったりしないかを生産分析表というデータを用いて毎日チェックしたり、留学生が取得する学生ビザだと1週間の勤務が28時間までと定められているので、超過しないように調整したりしています。法律が関係する仕事なので、神経を使いますし、難しい日本語に悩むこともあります。ただ、生産量と労働力のバランスが適性だった日はとてもうれしいです。会社への貢献ができているという自信になります。
働きたい外国人をささえる
留学生の面接も私が対応しています。ポオトデリカトオカツのフロントに立つのは責任重大ですが、自分の手で一緒に働く仲間を採用するので、やりがいはあります。就労後に労務関係でこちらからの依頼を聞いてもらいやすくするためにも、「はじめまして」のときから真摯に対応するよう心がけています。仕事のしやすさは自分の言動次第ですね。
留学生や実習生からの相談にのったり、歓送迎会を開催したり、プライベートでも慕ってもらっていると思います。どうしても日本で外国人が正社員になるのはハードルが高いし、技能実習生は就労期間が限られていますので、お別れするときはとても寂しいです。私と同じように、正社員登用をめざしてがんばってくれる人が増えたらうれしいですね。